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【第089号】社会に対する問題意識

HOPE会員のみなさま
こんばんは^^
コラム担当の内牧です!

今回のコラムは,
HOPE事務局長の市原阿利紗さんで
「社会に対する問題意識」です。

それではどうぞ!

———————————————–

皆さん、こんにちは。
四国青年NGO HOPE事務局長の市原です。

今回のコラムを書くにあたって、
何をテーマに取り上げるか、という点で
ずいぶん頭を悩ませました。

自分が大切にしていることを書こうかとも思いましたが、
皆さんに何も残らなければ寂しいので…^^;
今回は私が持っている、
社会に対する問題意識について書きたいと思います。

さて。
皆さんは日本の出生数が年々下がってきていることはご存知でしょうか?

私の生まれた1989年と、20年後の2009年を比較をしてみましょう。

厚生労働省の人口動態統計によると、
1989年時点での出生数は125万人に対し、
2009年では107万人と大幅に減少しています。
また1972年の第2次ベビーブームと呼ばれた頃の出生数が203万人で
あることからも、日本の出生数は年々減少していることが分かります。

では、なぜ出生数は減っているのでしょうか?

同じく厚生労働省によるデータで婚姻数と離婚数を見てみます。
1989年の婚姻数70万件に対し、
2009年では71万件と約1%しか増加していません。
しかし、離婚数は16万件から25万件と約60%増加しています。

1972年の婚姻数が110万件、離婚数が11万件であることからも
婚姻数が減少、もしくは横ばいである、
また離婚数が急増していると言えます。

ちなみに1972年は、過去65年間の中で最も婚姻数の高い年です。
この頃が第2次ベビーブーム真っ只中であることからも、
結婚する人が多ければ生まれる子どもの数も
自然と多くなるということが分かりますよね^^

ところで、皆さんは地域コミュニティの現状はご存知ですか?

自殺者や児童虐待、孤独死の増加といった社会問題は、
少子高齢化の急速な展開や高齢単独世帯の増加、
家族や地域のつながりの希薄化といった
社会的な生活環境の変化が原因とされています。

ですが、これらの問題はさまざまな要因が複雑に絡んでいると考えられるため、
行政の力のみでは解決が難しく、
地域住民や市民レベルでの取り組みが必要だとされています。

では、なぜ私が出生数や婚姻・離婚などの話をしている時に
「コミュニティ」という言葉を出したのか。

子どもを産みたいけど産めない。
結婚をしたいけどできない。
相談したいけど相談する人がいない。

その理由を考えた時、
お金がない、今の仕事を続けたい、子どもを育てていく自信がない、
頼る場所がない、そもそも出会いがない…
などさまざまなことが挙げられますよね^^

私は崩壊しつつあるコミュニティを再生することで、
これらの問題が解決される、
もしくは現状よりも結婚や子育てのしやすい環境を
つくることができるのではないか、と常々考えているのです!

例えば。

・地域のおばちゃんたちは子育ての大先輩!
子育てをするにあたって一番不安なことは、
子どもの育て方が分からない、という点だと私は思います。
自身の母親が近くに住んでいれば、分からないことを聞いたり、
買い物やお出かけする際に預けたりすることも可能ですよね。
ですが、近年は就職などで地元を離れる場合が多く、
親元と離れて暮らす、子どもを育てることが多いのが現状です。
また育て方が分からないことは児童虐待の理由の一つでもあります。
そう考えると、頼りになるのは地域のおばちゃんですよね^^
自身の母親のように頼るとまでは難しいかもしれませんが、
子育てに奮闘する毎日に、心の拠り所が少しでもできれば
子育てや結婚に対する意識が変化するのではないかと思っています。

・コミュニティも出会いの場!
これは私が大学で研究していたことですが、
コミュニティの基盤がある地域では、住民間の交流が盛んに行われています。
自治会での集まりや地域のお祭りなどにはこぞって参加し、
住民同士の交流を深める機会となっていました。
また昔から住んでいる人、新たに住み始めた人との交流の場にもなるため、
50年住み続けた人でも、いろんな出会いに巡り合える、
それがコミュニティの魅力の一つだと私は思います。
また「顔と顔でつながる」ことは、子育ての面だけでなく、
地域防災や防犯、社会福祉の面でもキーポイントになると言われており、
今後、コミュニティを再生するという動きがますます活発になってくると
私は考えています。

出生数と言われると、子どもを産んだことがない学生や男性、
また結婚をしていない人からすると少し遠い社会問題に思うかもしれません。

ですが、これまで述べた通り、
コミュニティというキーワードを通して見るだけで、
ずいぶん身近な問題だということを気付いてもらえたのではないでしょうか?

私がこのような問題に対して関心を持った理由は、
親が離婚した事からや、「女子高校生がトイレに子どもを産み捨てた」
というニュースがあまりにも衝撃的だったから、などさまざまなものがあります。

人はなぜ子どもを産むのか。
人はなぜ結婚をするのか。

そんなことをずっと考えていると、正直よく分からなくなってしまいます^^;

子どもを産むこと、結婚をすること。
これらが絶対にいい!というわけではありませんし、
子どもを産まないこと、離婚をすること。
これらが絶対にダメだ!というわけでもありません。

実際に私の両親も正式に離婚をしたことで以前よりもずっと、
いい関係性を築くことができています。

つまりその答えは人それぞれであって答えなんてない、
ということですよね。

ですが、「子どもを産みたいのに産めない」「結婚したいのにできない」と
今や将来に対して不安に思っている方はたくさんいます。
一方で私たちの住む日本は、少子高齢化という大きな社会問題を
抱えていることも事実です。

そう考えた時、何か少しでも解決することができるなら、
私でも取り組めることがあるなら、それを行動に起こしていきたいと思い、
このような問題意識を抱くようになりました。

今回のコラムのテーマに「コミュニティ」を選んだのは、
その行動の一つです。何かしらお伝えすることができたでしょうか?

私自身、コラムを書いていて、改めて子育てやコミュニティの視点から
社会を見ることのおもしろさ、大切さを感じることができました。
このような貴重な機会をくださった関係者の皆さまにお礼を申し上げます。

四国を、日本を子どもの笑顔でいっぱいにするために、
これからも奮闘し続けていきたいと思います!

拙い文章でしたが、お付き合いいただきありがとうございました。

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