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【第097号】フィリピン

会員のみなさま
こんばんは!^^
コラム担当の内牧です!

今回のコラムは、
今フィリピンに留学をしている
徳島大学4年の河端愛さんです。

それではどうぞ!

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HOPE会員のみなさま、こんにちは。

今回事務局員コラムを書かせて頂くことになりました、
徳島大学4年の河端愛です。

私は今フィリピンにいます。
マニラから5時間ぐらい、バギオから3時間ぐらいののどかなところです。

英語を少しでも上達させたいと思った私は、
イギリスでもアメリカでもオーストラリアでもなくフィリピンを選びました。

英語?フィリピン?と思っている人がほとんどとは思いますが、
意外にもフィリピンは世界で3番目に英語を話す人が多い国。
小学校でも歴史の授業以外は英語で授業を行っています。
(フィリピンの人たちの普段の会話はタガロク語やその他の言語ですけどね)

そんなフィリピンでの1カ月半の生活。

私の英語がどれだけ伸びるかも、もちろん大事ですが、
このフィリピンという”不思議な国”で感じたことを言葉にしたいなと思って、
このコラムを書かせてもらっています。

何度かの連載になりますので、最後まで読んでもらえるとうれしいです。

では、スタート!

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◎最高に陽気なフィリピン人!

こっちに来て一番驚いたことは、
トイレに便座がないことでも!
タクシーの初乗りが35ペソなことでも!
カエルの巨大さでもなく!
(これらもかなり驚きましたよ!衝撃でした。。。)

フィリピン人の陽気さ・フレンドリーさでした。

彼らはほんとうに明るく、陽気です。

私は、学校から買い物に行くとき、今にも壊れそうなバスを利用しています。
(20分くらいの道のりを14ペソで乗れるから驚きです。)
そのバス内ではだいたい音楽がかかっています。

そして今にも壊れそうなバスの中で多くの乗客が歌っています。
知らない人同士ですよ。
……なんて陽気な国!!!!
(フィリピンでも田舎の方だからということもあるでしょう)

また、そのフレンドリーさは、人と人の距離の近さにも表れています。
フィリピン人はスキンシップが多いです。
ハイタッチをしたり、腕を組んだり、手をつないだり……

私は何人かの先生(フィリピン人)と買い物に行き、
女の先生と男の先生がすごく自然に腕を組んでいる姿を見て、

「カップルなのね~。ラブラブね~」
…なんて日本式な頭で理解し、日本人であることを痛感しました。

この距離の近さは、何気ない冗談を言ったり、一緒に歌をうたったり、踊ったり……
目に見えて人と人の距離が近いということですが、
それ以上に、

「心理的に人と人との距離が近い」

「誰かと誰かがつながっているのがはっきりと感じられる」

そんなふうに見えました。

◎フィリピンではどこまでが家族?

つながりの強さは家族にもはっきりと表れています。
フィリピンは家族や親せきのつながりが強い国です。

私の通っている学校の先生同士も、
いとこ同士や兄弟、親せき同士~なんていう先生がたくさんいます。

私には2歳下の弟がいますが
先生に「今、弟が何に興味があって、どんな生活を送っているか知らない」
と言ったら「why!?」と、それはそれはきれいな発音で驚かれました。

フィリピンでは、お父さん、お母さん、兄弟はもちろん、
おじいちゃん、おばあちゃん、おじさん、おばさん、いとこ、
その他の親せきも同じ家に一緒に住みます。

または、隣であったり、近所に住んでいます。

血のつながりのある人は一緒に住み、助け合い、
共に生きていくというのが当たり前なのです。

◎共に生きていくこと
こうやって書くと、フィリピンってなんだかとってもいい国に見えませんか?
だけどやっぱり、考えさせられることはあります。

私の先生の「Chen」のお話です。

彼女の家族は親戚たちと一緒に暮らしています。
(Chenは学校に住んでいます)
彼女のお父さんはもう亡くなっていて、お母さんは小さいお店をやっています。

Chenは大学でナースの資格を取得しました。
(フィリピンでは大学でナースの資格を取る人が多いんです。
ナースは海外にも需要があって、資格があると出稼ぎにもいけます)

この学費は彼女のおじさんが出してくれたそうです。
頭も良いし、英語の発音もばっちり。

日本にすごく興味があって、日本語の勉強もしているけど、Chenは日本に行けません。

Chenは今、家族を養っています。
25歳で長女のChenは弟や妹の学費を払うため、給料のほとんどを家に入れています。

先月の給料日には、その日のうちにバスで実家に帰り、家族に給料を渡していました。

家族や親せきのつながりが強いからこそ、
家族のために働くことが自然と求められます。

それが「普通」です。

私にはChenがそれを喜んでしているとも、嫌々しているとも感じられませんでした。
彼女自身、自分の学費をおじさんに出してもらっていますし、
そうすることが普通というふうに考えているようでした。

私の日本産の脳は、
もしChenが結婚して自分で作った家族のために働くのなら、
理解できる気もしますが、

まだまだ若くていろんなことに興味を持っていて、
いろんなことを学びたいと思っている若い女の子が
もうすでに誰かのために働かないけないのか~

……といろいろと考えてしまいました。

だから不幸ね、かわいそうね、…じゃなくて。

日本にいてもそれぞれの事情があって状況は違いますが、
それでも自分のことを考えた上での選択肢が、
フィリピンに比べて多い気がします。

まだまだChenは他の選択肢があることを知らないのかもしれません。

仮に知っていても、
それがもしかしたら実現できるかもしれないということに
気づいていないのかもしれません。

人生の中で何を大切にしていくのか自分自身できちんと見つけ、
それを大事にして生きていければいいなと思っています。

だけどその選択肢は、
その人の「ひととなり」をつくってきた環境によっても大きく違っているし、
自分では気づかないけれど、実はまだ選択肢があったりして……

大切にしていきたいものって、

単純なような……

複雑なような…

う~ん。。。

でも、とにかく。

「これを私は大切にしていきたいんだよね!?」
って考え続けることは必要だなと強く強く感じたのでした。

つづく。

ご意見・感想・質問などありましたら、ぜひこちらまで!

◆プロフィール
河端愛(Kawabata Ai)
徳島大学総合科学部人間文化学科の4年生。愛媛県出身。
大学では冷戦後のEUの安全保障について勉強中。
大学卒業後は旅行会社にて就職予定。人生の目標は世界一周。
最近のマイブーム:海外ドラマ「Glee」、朝ドラ「梅ちゃん先生」
興味のあること:おいしいもの/おもしろいもの/幸せ/感情/平和/田舎/四国/人間/海外/世界遺産/旅行/観光/本/会話

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