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【第112号】これからの日本について

HOPE会員のみなさま、おはようございます^^
ML担当の竹田です。

今回の理事長コラムは、
「これからの日本について」です。

それではどうぞ!

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HOPE会員の皆様

理事長の幾野です。

気づけば4月となり、新年度がスタートしました。
それに合わせて、皆様にお知らせがございます。

今まで毎月お届けしていた理事長コラムですが、
会員の皆様に更に有益な情報を提供するための取り組みとして、
理事長コラムは年4回の配信とさせていただくことになりました。

その分、会員の皆様が楽しんでいただけるよう、
新たな情報をお届けしていく予定ですので、
今後ともよろしくお願いします。

さて、新年度のスタートということもあり、
コラムのテーマも少し真面目な内容でお届けします。

では、どうぞ。

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大学に入ってから頻繁に思うことがあります。

それは、

これからの日本はどうなっていくのだろう?

ということです。

先日、国立社会保障・人口問題研究所が
「日本の地域別将来推計人口(平成 25(2013)年3月推計)」を公表しました。

これによると、市区町村別の将来推計人口では、
2040 年の総人口は、約7割の自治体で
2010 年に比べ2割以上減少し、
65 歳以上人口が 40%以上を占める自治体が
半数近くになると予測されています。

また、同研究所が公表している
「日本の将来推計人口(平成14年1月推計)」では、
日本の人口は2050年には約9000万人に、
2100年には約6000万人になると予測されています。

そして、ゴールドマンサックスのデータによると、
2050年のGDP予測では中国を筆頭に、ブラジル、インド、ロシアが台頭し、
日本は今までの経済大国の地位が失われます。

現在、単純に人口で比べてみても中国の人口は
約13億人で日本の約10倍なのですから、
今後人口が増え、かつ、1人の生産性が向上していく新興国に、
国全体の人口が減る日本がGDPで勝ることは不可能になるはずです。

(GDPだけで国の豊かさが測れるわけではありませんが、
数十年続いてきた大きな価値観の転換が求められるとは思います。)

そのときに、日本はどうすれば世界に求められる国になるのでしょうか?

その鍵を握るのが、芸術と工芸、この2つではないかと思います。

もちろん他にも様々なコトやモノが鍵を握ります。
ですが、その中に欠かせないものとして僕はこの2つを考えています。

その理由は、今までも、そして今後も必要なのが国としてのブランドです。

例えば、今注目されている北欧の国、
スウェーデンやフィンランド。
福祉や教育先進国として有名ですし、
豊かな自然やIT産業、デザインでも有名です。

国としての政策を学ぶためや、先進的なIT技術、
多くの人に支持されるデザインを学ぼうと世界各国から人が集まっています。
つまり、国としてのブランドが注目を集め、興味を惹くのだと思います。

このように、今後は日本も国としてのブランドを確立しなくてはいけないのです。
そして、そのブランドを形作るうえで重要なのが文化であり、
そこで必要なのが先程紹介した、芸術と工芸なのです。

まず、日本は芸術に対する関心が少ないように感じます。

日本生産性本部が毎年出しているレジャー白書によると、
1年間に美術館を訪れる日本人の割合は約2割にも満たない数で、
年々減少傾向にあります。(調査方法の変更により、数値は若干変動していますが。)

海外では、子供の頃から絵画を鑑賞することが
教育のプログラムに組み込まれており、
学校や地域が美術館と連携し
芸術に触れる機会をつくっていますし、
親が子供を連れて美術館に行くことは日常的なようです。

芸術作品に触れることによって、
感情を表現することを学び、
それをグループで行うことで
コミュニケーション能力が向上します。

また、それぞれの解釈には正解がなく、
他人の様々な意見や感想を受け、
それを認めることでグローバル社会において重要な、
多様な価値観を受け入れる訓練になります。

このように、芸術作品を鑑賞することで
創造性が刺激されるだけでなく、
表現能力やコミュニケーション能力、
多様な価値観を受け入れられる人材が育ちます。

そのため、今後人口が減少していく日本では
1人1人が国を支えることができる人材になる必要があるので、
芸術はとても重要な要素といえるのです。

つまり、芸術に触れる機会を増やし普及していく。
そして、その結果、子供のときから芸術に親しみ、
これからの日本を支える人材が育っていく。

このように、国全体として芸術を活用し、
芸術がベースの1つであることが文化となれば、
魅力的なブランドになると思います。

芸術とは反対に、日本は工芸に関しては興味関心があり、
比較的親近感を抱いています。

例えば、国を挙げて職人に賞を与える
人間国宝という制度があることは
世界の中でもとても珍しいようです。

クラフトで有名なヨーロッパなどでは
集団や会社としてのブランドはありますが、
個人のクラフトマンに対しての評価は行いませんし、
そもそも作品に個人の名前が入っていることや、
個人の作家として有名になることはほぼないようです。

確かに、後継者がおらず途絶えている技術や
伝統工芸もたくさんあります。

しかし、これだけ経済が発展している国に、
原始的ともいえるような工程で工芸品を作る職人が大勢いて、
その工芸品を買う消費者もいるということは誇れることでしょう。

つまり、世界にはない独自の文化が既にあり、その1つが工芸なのです。

これからはその工芸を、
日本の重要な文化として個々人が意識しながら、
国全体で支えていくことが求められると思います。

長くなりましたが、今後の日本には芸術と工芸。
この2つが欠かせない要素であり、
国全体で取り組んでいくことが課題であると僕は思っています。

まずは、自分から出来ることをということで、
個人的に芸術と工芸を紹介する活動や、
四国をフィールドにそれらを学ぶ場づくりを行っていくつもりです。

それぞれが、自分が思う日本の将来を考え、
今から出来ることを少しずつ行っていけば、
日本もなんとかなるような気がしています。

小さなことから、コツコツと、頑張っていきましょう。

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