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【第113号】自分や社会を変えるために

HOPE会員のみなさま、おはようございます^^
ML担当の竹田です。

執筆の関係で配信が遅れてしまい、
大変申し訳ありません。

今回の事務局員コラムは、織田直美による
「自分や社会を変えるために」です。

それではどうぞ!

———————–

HOPE会員の皆様

今回、コラムを担当させていただきます、
四国青年NGO HOPE事務局員の織田直美です。

本題の前に、自己紹介を軽くさせていただきます。

私は、松山大学の経済学部に所属しています。
年齢は24歳です。

最近、興味のある分野は
「環境」「心理学」「NPO・NGO」「シェアハウス」「アロマテラピー」「健康」です。

「人間はなぜ、こんな行動をするのだろう?」
「人間の体って不思議だ」
と普段感じています。

そんな私は最近、
心理学、神経科学、経済科学など他分野の研究をもとに書かれた、
「スタンフォードの自分を変える教室」ケリー・マクゴニガル 著
と出会いました。

今回のコラムでは
この本の中で、みなさんに知ってほしいなと思う
内容や考え方を中心に書かせていただきました。

どうぞ、最後までお付き合いください。

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テーマ:自分や社会を変えるために

「自分を変えたい」

そう思った事がある方は、少なくないと思います。

私もその1人で、そのために今まで様々な方法や、
ハウツー本を読んだり、様々な方法を試してきました。

しかし、
そこには失敗が数多くありました。

その度、
「自分のあの決意はなんだったんだ」
「自分は変われない人間なのかもしれない」
と思ってしまうのです。

みなさんもきっと、
「自分を変える」時、

「強い“やる”という思い」

つまり
スラムダンクの安西先生でいうところの

「断固たる決意」

が必要であると思うのではないでしょうか?

ところがみなさんは、
決意をしても以下のような失敗を経験をした事はありませんか?

<1日目>
今日は自分を変えるための決意をし、行動を行えました。
(ダイエットでいえばランニングなど)

<2日目>
昨日、自分をかえるための行動をしたけど、
頑張った分、今日はいいやとサボってしまいました。
(ダイエットでいえばお菓子のドカ喰いなど)

このような失敗経験は、私だけでは無いと思います。

自分を変えようと決意した時、
とてもやる気に満ち溢れます。

しかし、
「自分は頑張った」と思う“よいこと”をした後は、
「頑張ったのだし」と“わるいこと”をするというものです。

それを心理学の世界では、

「モラル・ライジング効果」

と呼ぶ事を本書で述べています。

「人は良いことをしたり、考えたりしただけで、
すぐに自分のことをいい人間だと思ってしまい、
悪いことをしてしまったり、責任逃れをしてしまったりする」
というものです。

断固たる決意が崩れる瞬間ですね。

「よい決意をした」「良い行動をした」というだけで、
自分を良い人間だと思いこんでしまったわけです。

では、このような問題をさけるためには、
どうすれば良いのでしょうか?

本の中で著者は、

「正しい事をしたいと
みずから望む人間だと感じる必要がある」

と述べています。

失敗する理由は、

目標のために自制心を発揮することが「罰則」のようになり、
自分を甘やかすことが「ごほうび」のようになってしまうからだそうです。

つまり、
罰則→ランニングをする(よい事)
ごほうび→お菓子を大量に食べる(わるい事)
⇒「私は本当は健康な体を手に入れたくない」

という考えになっているという事です。

しかしこれを、
本来の罰則→不健康になり体調を崩す(わるい事)
本来のごほうび→健康な体を手に入れ、毎日がハッピー(よい事)
⇒「私は健康な体を手に入れたい人間だ」

という事を思い出すようにすれば、

自分の目標のために行動することが「罰則」
自分の目標の妨げとなる行動を「ごほうび」
とは捉えなくなるということです。

この考えになれるように
本書では、たくさんの方法が挙げられていますが、

「10分待ってみる」

というのが私のおススメの方法です。

例えば、
何か迷ったり、誘惑に負けそうになった時、

「10分待って、まだ食べたかったら食べよう」

と考えるのです。

その間、
「私の本当のごほうびって何かな?」と考えていると、
不思議とそれまで食べたくてたまらなかったチョコが、
ごほうびではなく、罰則のように感じることができました。

また、
意外と10分という時間は長いので、
その10分の間に誘惑の存在を忘れていることが多いです。

まだまだ、この方法を使いこなせてはいませんが、

冒頭で述べた、
「自分のあの決意はなんだったんだ」
「自分は変われない人間なのかもしれない」
という思いは、とても薄くなりました。

では、ここで

「社会を変える」

についてはどうでしょうか。

本書では、
「社会を変える」でも
「自分を変える」と似た現象が起きると、述べられています。

環境問題でいえば、
“カーボンオフセット”が取り上げられていました。

※カーボン・オフセット
日常生活や経済活動において避けることができない
CO2等の温室効果ガスの排出について、
まずできるだけ排出量が減るよう削減努力を行い、
どうしても排出される温室効果ガスについて、
排出量に見合った
温室効果ガスの削減活動に投資すること等により、
排出される温室効果ガスを埋め合わせるという考え方。

確かに、素晴らしい取り組みではありますが、
これを利用する私たちが、

「環境に悪い発電方法の電気を使っている」

「でも、違うところで環境に良い事をしている」

「だから、罪悪感なく電気をたくさん使っても良い」

という勘違いを起こし、
逆に環境に悪い影響を与えてしまうという可能性もあるということです。

ここでも、
「自分を変える」で取り上げたように
「私は環境問題に興味のある人間だ」という思いを抱く、
または抱かせることが重要になってきます。

罰則→お金を払う(よい事)
ごほうび→電気を罪悪感なく使える(わるい事)
⇒「私は本当は環境問題に興味はない」

ではなく、

本来の罰則→環境悪化(わるい事)
本来のごほうび→環境への負荷が減る(よい事)
⇒「私は環境問題に興味がある」

と考え、

「余分にお金を払う事」を、
「環境問題からの責任逃れ」のようにならないようにすべきで、

そうすれば、
「社会を変える」ことができるという事です。

電気でいえば、

直接的に環境に悪いものをやめて、環境に良いものを手に入れる時
(自然エネルギーを使用するために電気代を多く払う)は、
ライジング効果は見られないそうです。

私はこの事から、
「カーボンオフ・セットのような仕組み全てが、逆効果を生む」
とは思ってはいません。

しかし現代は、単なる“制度”などの仕組みだけでは、
解決できない問題があふれ、私たちはよく向かうべき場所を見失います。

そこで、
「人間の意識の仕組み」を知り、
社会の中に取り入れていく事が、

社会問題を解決する上で、
とても重要であり、効果的な方法なのだと考えます。

このように、
「自分を変える」
「社会を変える」事を考えた時、
様々な挫折や壁に出逢う事は多いです。

しかし、
その理由と言うのは、
私たちが目にしていたり、
考えたり、感じたりしているものだけではありません。

「自分を変える」

ましてや

「社会を変える」

という大きな事を成し遂げるには、
大きな困難がありますが、

この目に見えない大事なポイントに
気づき、利用していく事ができれば

“自分”も“社会”も
本当に向かいたい場所を見失わず、

劇的に変えていけると思います。

さて、
今回のコラムはいかがでしたか?

私も、この本に出会って数日。
もちろんうまくいかない事もありますが、
「変えるという意識」は変わりました。

「変えるという意識」は
“伝染”するともいいます。

今回のコラムがみなさんの
・意識に伝染し、
・これから伝染しあえる仲間
であることを願っています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

参考文献:「スタンフォードの自分を変える教室」
ケリー・マクゴニガル 著

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