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【第120号】シャカイジンはいそがしい!?

これでもかと鳴く蝉ですが、実は携帯電話越しではその大音声は聞こえないらしいです。
一度、蝉と電話してみてはいかがでしょうか?

引き続き
HOPE事務局 ML担当の竹田です。

8月8日配信の社会人コラムです!
今回のコラムは井口泰宏による『シャカイジンはいそがしい!?』です。

それではどうぞ!

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HOPE会員の皆さま、こんにちは!
HOPE(幽霊)事務局員の井口泰宏(やす)と申します。

長崎出身の社会人2年目で、
HOPEの活動には愛媛大学在学中に何度か関わらせていただきました。
特徴はラクダ似の濃い顔とその長いまつげで、
地元長崎でも「沖縄のほうのご出身ですか?」と間違えらることが多々あります。
いいえ、私は生粋の長崎人です!
ちなみにまつげの長さが役に立ったことは一度もありません。

さて前置きはこれくらいで。
久々にコラムを書く事になって何を書いていいやら考えあぐねて、
何も伝えられるようなことは何一つしていないぞ、と実は一人反省していたのですが…
今現在私が「社会人」という、
「学生」の皆さんとは少し違った立場にあることを踏まえて、
そこから何か伝えられたらなと思いました。

テーマは「シャカイジンはいそがしい!?」です。

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学生の皆さんにお聞きします。
すでに社会で働いている大学の先輩との会話や、
就職活動中に社会人と話す機会があった際に、こんな言葉を聞いたことがありませんか?
そして社会人の皆さん、こんな話を学生にしたことはありませんか?

「社会人になったら時間がないから、
 学生のうちに思いっきり遊んどいたほうがいいよ!」

私が就活をしているときは、
先輩社員が学生におくるメッセージの常套句かと思うくらい、
このセリフを何度も耳にしました。
その度に社会人って時間がなくて色々と大変なんだな~と、
なんとなくですが感じていました。
そして実際に働き出して1年と4ヶ月が経ちましたが、
自信を持って言えることがあります。

「そんなことは無いぞ!!」と。

当然、社会人の方々から反論があることは承知です。
まだ働いて間もないペーペーだからそんなことが言えるのだと。
会社によって休日の日数も業務量も残業時間も労働環境もそれぞれ違いがあるでしょう。
一人暮らしの方はさらに大変です。
会社という一つの組織のなかで様々な立場の人が働いていて
色んな顧客が存在するわけなので、
それはまあ、それぞれの人間関係が正直面倒くさいこともしばしばです。(笑)

なので一概に「社会人の大変さ」を一括りに定義することはできないとは思いますが、
それらを考慮した上でも、やっぱり、
「社会人は時間がない」というのは何か違う気がしてなりません。

恐らく、「社会人=忙しい」というある種の社会的な共通認識を盾に、
自己の時間の無さを正当化しているのではないのかなあ、とそんな感じがします。
つまり、時間がないというのはただの言い訳だ、ということです。

こんな偉そうなことを言っている自分はどうなのかと言いますと、
休日のほとんどを農村地におけるヒアリング調査および
農作業のお手伝いに充てるという奇行におよんでいます。(笑)
これもまあ一つの趣味のようなものなのですが、
一日あれば福岡・熊本あたりの農家さんには余裕で会いにいきます。
正直、ちょっと無理してます。(笑)

格好つけて言えば、将来自分が成したい事のためにやっているのですが、

そんなことよりも純粋に「好きだから、楽しいからやっている」というのが本音です。

私の話はどうでもいいので話を戻しますが、
本当に自分の日々の生活を豊かに充実させたいと願うのであれば、
限られた短い時間のなかで起こした「行動」そのものこそが大切なのだと、
働き出して強く思うようになりました。「時間の長さ」はそれほど重要ではないのです。

学生の皆さんにはある程度まとまった時間があるのかもしれないですが、
時間がないからこそ出来ることや、
時間がないときに行うからこそつく「力」が確かにあります。
社会人が働きながらNPO活動や夜間大学、
経営大学院等に通うことの意義や有利性は、そこに存在するのではないでしょうか。

学習関連の行動じゃなくても同様です。
旅行にだって弾丸で行ったらいいし、
趣味だって無いのであれば無理してでも探したらいいと思います。
遊びも派手にやったらいいし、本だってたくさん読んだらいいんです。
できない言い訳が思い浮かぶヒマもないくらい思い切りのいい判断をして、
ちょっと無理するくらいが若いうちは丁度いいと信じています。

そうでなければ日常に埋没して、
「今日も特に楽しくなかったな~。でもまあいっか、時間も気力もなかったし~」と
自分を正当化しながら日々を繰り返すことになりかねません。

こんなこと改めて言わずとも、
私の知っている尊敬すべきHOPEの先輩方は、
働きながらでも時間をつくって様々な活動を行ったり、
人生の楽しみを絶えず発見したりして、
日々の暮らしを充実させている人たちばかりでしょうが。

とりあえず私が日々感じていることは、
社会人だから自分の時間がなくなるとか活動が十分にできなくなるとか、
そんなことは全然なくて、学生だろうと社会人だろうと宇宙人だろうと、
満足できる環境は自分でつくりだすしかないよ、ということです。

最後に、私の大好きな小説「砂漠」(著:伊坂幸太郎)の中で、
特に大好きな台詞でお別れしたいと思います。

「学生時代を思い出して、懐かしがるのは構わないが、
 あの時は良かったな、オアシスだったな、と逃げるようなことは絶対に考えるな。
 そういう人生を送るなよ」

卒業式で学長が生徒に向けて贈ったことばです。説明は不要かと思います。

嬉しいお言葉、手厳しいご意見、
個人的な悪口(笑)などなどございましたら有り難く頂戴します。

長々とお付き合い下さり、ありがとうございました。

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